心臓病(1)

■血液をサラサラに保つことが大切
動脈硬化は血液中の脂肪がひき起こします。血液中のコレステロール中性脂肪の濃度が高いと、血液がネバネバして流れにくくなり、血管が狭くなって詰まりやすくなるのです。心臓の虚血を防ぐためには、たえず血液をサラサラの状態に保ち、冠状動脈の流れを良くすることが大切です。そのためには、血液中のコレステロール中性脂肪が増えすぎないように心がけましょう。
まずコレステロールの多い食品をとらない、塩分をひかえる、適切な1日の摂取カロリーを維持することが必要です。
■秘められた野菜のパワー
心臓を円滑に昨日させるためには、ビタミン類やミネラルの摂取が重要です。とくにビタミンA・C・Eはコレステロールを血管に蓄積させる原因となる酸化作用を防止する働きがあるので、トマトやピーマン・ブロッコリーなど緑黄色野菜を積極的に食べましょう。また、海藻類やしいたけに含まれているミネラルも有効です。便秘も発作を誘発させる要因になるので、予防のためにきのこやたけのこ・レタス・ワカメ・ヤーコンなど食物繊維の多い食品を毎日たっぷりとることをお薦めします。さらにヤーコンやりんご・みかんなどに含まれる水溶性の食物繊維にはコレステロール値を下げる働きもあるのでたくさんとりましょう。
緑黄色野菜とヤーコンなどの食物繊維で心臓を丈夫にしよう。
※虚血:心臓を動かしている筋肉に十分な血液が送られなくなったこと(虚血性心疾患で後天性)