大腸ガン

■大腸ガンの危険度アップ肥満男性は要注意
全国の男女約10万人を調べた結果、男性は肥満度が高いほど大腸ガンのリスクが高くなるが、女性では有意な関連が見られないことが厚生労働省研究班の調査で分かった。
厚生労働省研究班が調査、発表へ
研究員は「肥満と大腸ガンリスクの関連は欧米では指摘されている。今回は初の大規模な全国調査だったが、日本でも関連が確認された」としている。
研究班は岩手、新潟、長野、大阪など9府県で40〜69歳の男性49158人、女性53791人を9.4年調査した。肥満度は体格指数(BMI)を採用した。
BMI)25未満を1とすると(BMI)30以上では1.5に上昇。進行し転移の危険性もある「浸潤ガン」は1.9とさらに高くなった。
■なぜか女性は関連なし
一方女性の危険度は肥満度との有意な関連は検出されなかった。
研究員は「女性で有意差が出ないのは欧米の研究でも同様だが、なぜかは分からない。原因解明は今後の課題だ」としている。
北海道新聞部分抜粋)