夫の肥満に妻は気づかず

夫の41%が、生活習慣病の併発で動脈硬化が進行するメタポリック症候群の警戒水準より太っているのに、妻の80%は夫の健康は問題ないと考えている。
調査結果によると、夫のウエストは90cm以上が19%、85〜90cmが22%と、計41%が同症候群の警戒水準とされる85cmを超えていた。
結婚した当初に比べ「全体的に太った」が46%、「おなかだけ太った」が19%。
肥満原因は「運動不足」が70%を占めている。
一方夫の健康について80%は「普通」「健康」と認識、夫の肥満について「気を付けていることはない」とした女性が30%に上がった。
調査は全国の30〜60代の既婚女性963人を対象に実施。
北海道新聞抜粋)
メタボリックシンドローム:肥満、高血圧、高脂血症・・・、これらの危険因子がいくつか重なった状態をいう。
とくに肥満はもっとも重要な危険因子で、高脂血症や糖尿病の原因になる。
メタボリックシンドロームでは、動脈硬化が急激に進むといわれ、狭心症心筋梗塞などで死亡する危険は、危険因子のない人の3倍になるといわれています。