ヤーコン栽培の考察

有機野菜ヤーコンの栽培方法
 野菜ヤーコンの栽培方法は色々ありますが、根菜であるヤーコン芋にとって化学肥料は土を固くし逆効果となりますので、有機肥料は堆肥(2):牛糞(8)を混ぜたのが良いとされます。
野菜ヤーコンの歴史は古く、南米アンデス高地原産のキク科の多年草(根菜)で,学名Samallanthus sonchifoliusといいます。
育つと1.5m以上になり、ヒマワリに似た小さな花と、矢じり形のたいへん大きな葉をつけます。
(家庭菜園でヤーコン栽培の方は他の野菜がヤーコンの陰にならないよう注意)
ヤーコンは標高900〜3300mに生息し、インカ帝国の時代から栽培されていたようです。
(ペルーの気候は南半球の山岳部で日本とは逆になります。緯度13°経度74°、標高2000m付近と仮定しますと年中気温の温度差はなく、19℃から21℃の範囲で雨量は5mmから110mmと想像している。
函館の温度は-10℃から27℃で雨量は40mmから200mm)ヤーコン栽培法にあたり、その生息地の天候や地質は不明確ですが、できるだけ原産地の環境に沿うよう栽培したいものです。
やはり原産地であるアンデスの自然環流に近づけることが、ヤーコンの割れ(亀裂・裂開)や異形・変形のない良質なヤーコン芋を収穫するための鍵ではないだろうか。