泊原発敷地に活断層

■「泊原発敷地に活断層」 小野北大名誉教授あらためて指摘
 【共和】北海道電力泊原発(後志管内泊村)周辺の地形・地質の見学会が19日、後志管内共和町などで開かれた。説明者として参加した北大の小野有五名誉教授(69)=自然地理学=は、泊原発敷地内の断層について「約33万年前にできた可能性がある」と指摘し、原発の安全対策に影響を与える活断層に当たるとの見解をあらためて示した。
 原発の新規制基準では、活断層の活動時期が明確に判断できない場合、最大40万年前までの地層の調査を求めている。小野さんはこれまでも敷地内に活断層がある可能性を指摘しているが、北電は「約120万年前に活動しており、活断層には当たらない」と主張。原子力規制委が行っている泊3号機の新規制基準適合審査では、北電の主張の妥当性が論点となっている。
(2017.08.20 どうしん電子版 16:55 更新より引用)