道の駅「しかべ間歇泉公園」開設2週間で2万人

■道の駅「しかべ間歇泉公園」開設2週間で2万人 漁協女性部の接客好評
 【鹿部】18日に開業した国道278号沿いの道の駅「しかべ間歇泉(かんけつせん)公園」が31日、オープン2週間で来場者2万人を達成した。付近から湧き出る100度の源泉を活用した蒸し釜料理や、鹿部漁協女性部のメンバーが運営する「浜のかあさん食堂」のさりげない「おもてなし」が評判となり、平日でも700〜800人が訪れる人気観光スポットになっている。
 「浜のかあさん食堂」では、前浜で揚がったカレイやツブ貝の煮付け、甘エビのみそ汁など、伝統的な浜料理を提供している。接客態度も好評で、東京から道南観光に来た藤原裕美さん(28)は「浜のかあさんたちが気軽に話しかけてくれ、地元の人たちと交流できるのがうれしい」と話していた。
 同食堂のメンバーは2年前から、観光客を対象にした「料理体験」を年20回程度開き、観光客が好む味付けや接客方法を模索してきた。同食堂の平井悦子さん(66)は「地元の浜料理は味が濃いので意識的に薄い味付けにするほか、接客でも浜の雰囲気は大事にしつつ、出しゃばりすぎないよう心がけている」と話す。
 町観光商工課の盛田昌彦課長は道の駅の集客力をさらに高めるため「これからも鹿部らしさを前面に出しながら改善を重ねていきたい」と話している。(2016.04.01北海道新聞より抜粋)