少子化社会対策白書

■政府が少子化社会対策白書
恋人いない未婚者→55%「出会いの場ない」
 政府は6月22日、2015年度版「少子化社会対策白書」を決定した。20代〜30代に結婚や家族についての意識調査を実施し、恋人がいない未婚者の集計で60・8%が「恋人がほしい」と思っている人が、「出会いの場がない」と感じている人が55・5%いたことが分かった。白書は少子化対策の取り組みとして子育て支援に加え、結婚しやすい環境づくりの必要性も指摘した。
 調査は昨年12月から今年1月に全国の20〜30代の男女に実施し、未婚者、晩婚者合わせ2643人から有効回答を得た。
 未婚で恋人がいない761人に交際する上で不安に思うことを複数回答で聞いたところ、出会いの場がないとの回答がトップ。「自分に魅力がないのではないか」(34・2%)「恋愛感情を抱けるか心配だ」(20・5%)が続き消極的な意見が目立った。男性は「交際の進め方が分からない」といった声も多かった。
(2015.06.22北海道新聞より抜粋)