30億年前火星のクレーターは湖だった

【ワシントン共同】無人探査車キュリオシティーが着陸した火星のクレーターは、30億年以上前には大量の水で満たされた巨大な湖だった可能性があると、米航空宇宙局(NASA)が12月8日発表した。
 クレーターの直径は約150Km。キュリオシティーは2012年8月にクレーター内に着陸した後、約8Kmの距離を走行しながら岩石を分析し、扇状地のような地形や層状になった堆積岩をさまざまな場所で発見した。
NASAの研究者はかつて火星が温暖だった30億年以上前に、周囲から雪解け水などが流れ込んで堆積物が沈殿したと推定している。
(2014.12.09北海道新聞より抜粋)