健康寿命を延ばそう

延ばそう健康寿命
 1日3食たべているのに「低栄養」。
65歳以上のおよそ「低栄養」。65歳以上のおよそ「6人に1人」が低栄養だという。
 低栄養かどうかは、やせや肥満を判定する体格指数(BMI)や、栄養状態の良しあしを示す血糖中のタンパク質「アルブミン」の値など判断する。「BMIが20以下」「アルブミン値が1デシリットル中4グラム以下」というのが一つの目安で、2009年の国際健康・調査で高齢者の状態を見ると、前者が17・1%、後者は15・2%もいた。
 札幌医大病院の栄養相談室に小柄な80代の女性が「これ以上体重を減らしたくない」と相談に来た。体重35・7Kg。BMIは18・5で、日本肥満学会の基準では「やせ」(18・5未満)の寸前。アルブミン値は3・6だった。3食はとっているが肉や魚などタンパク質は少なく、果物を口にしていなかった。
 この女性には「1食分のタンパク質は、肉でも魚でも手のひらに載る程度の量は食べましょう」と具体的に提案した。「年を取ると一般に食べる量が少なくなり、簡単な食事で済ますことも多く、気付かないうちに栄養不足になりがち。特に独り暮らしはなりやすい。健康長寿にはバランスよい食事の継続が大切」と指摘する。
(2014.09.20北海道新聞より抜粋)
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