幌延深地層研の研究延長発言「身勝手」

幌延深地層研の研究延長発言「身勝手」 住民団体が抗議文
 【幌延住民団体「核廃棄物施設誘致に反対する道北連絡協議会」は8月15日、日本原子力研究開発機構幌延深地層研究センター(宗谷管内幌延町)の清水和彦所長が8月6日の住民説明会で、当初計画で20年程度としている研究期間の延長に言及したことなどに対する抗議文を同機構と同センター、監督官庁の文部科学、経済産業両省に送付した。
 抗議文では「当初計画を基本として(核廃棄物の持ち込みなどを禁じた)協定書を道と幌延町、原子力機構の3者で締結したことは明らかだ」と指摘し、清水所長が「協定書には研究期間の記述がない」と発言したことについて「あまりにも身勝手な解釈」と批判。その上で「協定順守が公言されても全く信用できない」として、幌延深地層研究計画の即時中止などを求めた。
(2014.08.15北海道新聞より抜粋)