函館の朝市で「大間原発反対」

函館の朝市で「大間原発反対」…バイバイウォーク
 大間原発青森県大間町)建設に反対する函館の市民団体「バイバイ大間原発はこだてウォーク」は6月15日、市役所前での集会と若松町周辺でウオークを行った。
 市が東京地裁に起こした建設差し止め訴訟の第1回口頭弁論(7月3日)で法廷に立つ工藤寿樹市長を応援しようと約150人が参加し、デモ行進した。
 集会では「大間原発訴訟の会」(竹田とし子代表)弁護団代表の森越清彦弁護士が、5月に大飯原発運転差し止めを命じた福井地裁の判決を説明。「素晴らしい判決。東京地裁大飯原発の趣旨に乗っ取った判決を出してくれるように、函館市を応援したい」と呼び掛けた。
 デモ行進ではJR函館駅前や朝市前を歩き、「工藤市長頑張れー」「子どもたちに綺麗な海を残そう」などと声を張り上げ、市民に訴えた。行進後は訴訟費用寄付金として「イカイカ募金」を募ったほか、「ゴーゴー市長!応援メッセージカード」を参加者に配った。
 実行委メンバーのピーター・ハウレットさん(59)は「市の訴訟を応援したい気持ちが参加した人数にも表れている。朝市でも多くの人たちが高い関心を持って聞いてくれていた」と話していた。
(2014.06.16函館新聞より)