北海道の限界集落は603ケ所

限界集落 北海道内603カ所 2年で128カ所増 空知が最多
 北海道内の集落3747カ所のうち、住民の半数以上が65歳以上の「限界集落」が603カ所にのぼり、2年前より128カ所増えたことが道の調査で分かった。人口が100人未満の集落も47カ所増の2066カ所となり、全体の55%に達した。少子高齢化と人口減が急速に進み、地方などで集落の維持が一層難しくなっている実態が浮き彫りになった。
 今回の調査は2013年9〜10月に実施し、市内に集落がないとしている札幌市と室蘭市を除く177市町村から回答を得た。
 管内別の限界集落数は空知管内が2011年の前回調査比41カ所増の126カ所と最多で十勝管内が同16カ所増の78カ所、上川管内が同14カ所増の76カ所と続く。釧路管内を除く13管内で前回調査より限界集落が増えた。
 宗谷41(+4) 留萌40(+8) オホーツク3(+7) 空知126(+41) 石狩23(+4) 上川76(+14) 根室3(+2) 後志56(+6) 十勝78(+16) 釧路24(±0) 胆振12(+1) 日高3(+2) 檜山56(+12) 渡島35(+11) 計603(+128)※カッコ内は11年調査比
(2014.01.13北海道新聞より)