東大ジリジリ後退し世界16位

 学術情報を扱う米国のトムソン・ロイターは4月17日、2001から11年までの11年間に論文引用回数が多かった研究機関のランキングを公表、国内トップの東京大は世界の約4900機関中16位で、2年連続で順位を落とした。
 国内では11年連続で東京大がトップで、2位は京都大(世界34位)、3位は大阪大(同44位)、4位は科学技術振興機構(同61位)、5位は東北大(同69位)。北大は10位(同155位)だった。
 分野別では22分野中5分野で国内研究機関が世界トップ5入り。材料科学では東北大(3位)や物質・材料研究機構(4位)、物理学では東京大(3位)、化学では京都大(4位)や東京大(5位)、生物学・生化学では東京大(3位)、免疫学で大阪大(4位)などが上位。日本のお家芸とされる材料や物理、化学の分野での活躍が目立った。
 東京大は10年までの11年間で世界13位、09年までは11位だった。
(2012.04.18北海道新聞