静岡県知事、道知事を批判

■泊3号機再開 静岡県知事、道知事を批判 「経産省出身、独自判断できず」
 静岡県川勝平太知事は22日の定例会見で、高橋はるみ知事が北海道電力泊原発3号機(後志管内泊村)の営業運転再開を容認したことについて「ご自身が経済産業省出身ということもあり、独自の判断ができなかったのではないか」と批判した。
 川勝知事は「後援会長が北海道電力の会長で、社長、副社長以下から個人献金を受けている。電力会社と各県知事の関わりを洗い出さなければ、判断の独自性は保てない」とした上で、自身は「そうした影響から離れ、専門家の意見を聞いて再開をを判断したい」と述べた。
 中部電力浜岡原発の再稼動をめぐる質疑に関連して発言した。
 高橋知事の資金管理団体「萌春会」の会長は北電の元会長が務めており、同団体には北電の社長ら複数の役員が個人献金している。
(2011.08.23北海道新聞