茨城のコメからセシウム検出 原発事故後で初

■茨城のコメからセシウム検出 原発事故後で初
 茨城県は8月19日、鉾田市で栽培された早場米の収穫前検査で、微量の放射性セシウムが検出されたと発表した。東京電力・福島第1原発事故後、コメから放射性物質が検出されたのは全国で初めて。
 茨城県によると、検出されたセシウムは玄米1キログラムあたり52ベクレルで、国の暫定基準値(同500ベクレル)を大幅に下回った。
 鉾田市は福島第1原発から約150キロ。
 茨城県は8月16日に鉾田市内の3カ所の田で「あきたこまち」などの玄米を採取、東京の民間機関で検査していた。セシウムは3カ所のうち1カ所の玄米から検出された。
(2011.08.19北海道新聞