大震災は警告可能だった?

■大震災は警告可能だった 「前震」見極めできれば
 東日本大震災震源付近で約50時間前に起きたマグニチュード(M)7・3の地震は、直後の活発な余震活動を精査し、前兆的な「前震」と見極めていれば「巨大地震発生があり得る」と警告できたのではないか―。東北大ニュートリノ科学研究センターの林野友紀准教授が1日までに、こんな解析結果をまとめた。
 M7・3の地震は3月9日に発生し、宮城県で最大震度5弱などを観測。気象庁は大震災後に「前震」との見方を示した。
 林野准教授は、過去約80年に発生し「本震」と確定したM7・0以上の海溝型地震43例について、本震から20時間以内に起きた規模の大きい余震回数を調査。
(2011.06.01北海道新聞