宮城県のイチゴ農家を北海道へ

北海道伊達市は5月17日、東日本大震災で被災した姉妹都市宮城県亘理町(わたり町)のイチゴ農家10戸程度を受け入れることを決めた。亘理町は東北有数のイチゴ産地で、伊達市が農地を購入してビニールハウスを建て、5年をめどに貸与する。事業費は10億円前後の見通しで、月内にも農家が下見に訪れる。道によると、道内の自治体が被災農家を受け入れるのは初めて。
 計画では伊達市が市内の農地約5ヘクタールを取得。1戸当たり約5千平方メートルにビニールハウス10棟、計100棟を建設し、使用料は格安とする。住宅も無償提供する。秋には一部施設を完成させて移住を開始し来春の収穫を目指す。伊達までの移転経費は北海道が負担する。
○費用は10億円と多額だが、「農家を救済したい」
○貸与期間を5年とすることについては「いずれは帰郷したいという亘理の農家に配慮した。」
(2011.05.18北海道新聞より一部抜粋)