電力各社 使用済み処理に苦慮

プルトニウムに懸念 北電MOX申請 強毒性、扱い難しく 電力各社 使用済み処理に苦慮
 泊原発3号機でのプルサーマル実施を計画する北電がプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料製造の検査申請を行ったが、東京電力福島第1原発の事故を機に、毒性が強い上に制御棒の利きが悪くなるとされるプルトニウムの利用に対する風当たりは全国的に強まるばかりだ。プルサーマルが頓挫すれば、使用済み核燃料が行き場を失う恐れもあり、各電力会社とも対応に苦慮している。(北海道新聞5月21日朝刊)