「こせがれネット」函館で決起集会

若手農業者の「こせがれネット」函館で12月4日決起集会
 都市部で働く農家出身の若者に農業の誇りを伝え、Uターン就農の拡大を目指す。「農家のこせがれネットワーク北海道」(事務局・美唄市)の道南初の決起集会が12月4日午後4時から、函館市大町の函館元町ホテルで開かれる。「実家に帰って農業をやろう」と、多くの参加を呼びかけている。
 かっこ良くて、感動できて、稼げると言う「新3K農業」をキーワードに農家後継者を増やす全道組織。若手農家や消費者約120人が1月に結成し、道央や道東、道北で決起集会を開いてきた。
 会員の少ない道南ではこれまで集会を開く機会がなかったが、新3K農業に共鳴する函館の学生組織「Famfam(ファムファム)が協力に乗り出し初開催にこぎ着けた。
 集会では各地の若手農家が農業の魅力を説く「自慢演説」や、立食形式で情報交換する交流会などを行う。
 農家のこせがれネットワーク北海道の代表世話人で3代目農家の内山裕史さん(34)=美唄市=は「社会人の経験を生かし、農家のこせがれが実家で就農することこそ、日本農業の最短、最速の活性化策。そのことを訴えたい」と話す。
 参加対象は農家出身者に限らず、「面白そうと思ってくれる人ならどなたでもぞうぞ」と内山さん。参加費千円。申し込みは、Famfamの源侑輝代表 電話080-4047-8331へ。
(2010.12.2北海道新聞より)