ダンボールコンポスト

生ごみ堆肥化でも人気なピートモス
 土壌改良材のピートモスは近年、家庭で行う生ごみ堆肥化への活用が進む。特に知られているのが「ダンボーコンポスト」。電動生ごみ処理機や生ごみ堆肥化容器(土の上に置くコンポスト)と比べ、費用が安く屋内にも置けるため、庭のない家庭やマンション、北海道など積雪寒冷地でも取り組みやすいととして人気が増している。
 ホームセンターなどで入手できるピートモスと、もみ殻の薫炭などを混ぜてダンボールに入れ、生ごみを投入してこまめにかき混ぜると、ピートモスにすみつく微生物の働きで生ごみが分解される。ダンボールの大きさにもよりますが、3カ月で約30Kgの生ごみを堆肥としてリサイクルできる。
 北海道農材工業によると、ごみ減量化など環境意識の高まりとともに「7〜8年前から全国的に生ごみ堆肥化へのピートモス活用が増えてきた」という。北海道内でも自治体や消費者団体による講習会が開かれ、普及が進んでいる。
(2010.3.28北海道新聞より抜粋)