オーガニック野菜を台湾に輸出

◎北海道産のオーガニック野菜を台湾へ本格輸出 HAL財団 試験販売、高値で完売
 北海道内農業の新しいビジネスモデルづくりに取り組む財団法人・北海道農業企業化研究所(HAL財団、空知管内浦臼町)は、台湾の有力百貨店「太平洋崇光(そごう)」(台北市)と道産有機野菜の台湾販売について合意、今年から本格的な輸出に取り組む。HAL財団によると、日本の有機野菜の台湾輸出は初めてという。
 HAL財団は、石狩管内新篠津村有機栽培されたダイコン、玉ねぎ、人参、かぼちゃの4品目計約920キロを2008年9月から10月にかけて、同百貨店で試験的に販売。ダイコン1本約800円、玉ねぎ2個約600円と高値だったが、いずれも売り切れとなった。生産者の手取り収入も、道内での販売に比べ、2割増から2倍にもなったという。
 日本同様、台湾でも食の安全に対する関心が高まっており、富裕層を中心に北海道産農産物の人気と信頼は高いことから、HAL財団と同百貨店は割高でも需要があると判断した。
 近く両者で輸出品目・数量について協議を始める。
(2009.1.5北海道新聞より一部抜粋)
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