ビタミンK

◎ビタミンKは止血作用
 「止血ビタミン」とも呼ばれるビタミンKは、血液凝固の意味であるドイツ語の頭文字のKから名付けられました。
また、止血作用のほかにビタミンDやビタミンCと共にカルシウムが骨に沈着するように働きます。必要量の一部は腸内細菌によって体内でも合成されます。
【過剰症】
脂溶性ですが、通常の食事ではほとんど心配はいりません。しかし、一度に大量(1日の摂取量の50倍以上)をとると呼吸困難、血圧低下、貧血などを引き起こすことがあります。
【欠乏症】
通常の食事で不足することはまれですが、抗生物質を長期間服用している人は欠乏しやすく、血液凝固に時間がかかったりします。新生児は腸内細菌が少ない為欠乏しやすく、消化管出血などを起こすことがあります。
【多く含む食品】
納豆や青菜、海藻に多く含まれます。
北海道新聞2007.11.23抜粋)