函館ラーメン

◎知ってました?函館ラーメンの歴史
 昭和43年、函館に中華会館が開館されてから、函館市内の中華料理店や食堂では、「中華そば」が広く提供され始めた。札幌では、昭和初期に支那そばが出現したとされることから、ラーメンの北海道発祥の地はここ函館ということになる。
 当時の一杯の値段は、米五合分と同じ20銭というから、高価な食べ物であった。その後は各地で独自の特色を持つ麺やスープが研究され、現在のラーメンの形が整えられて至った。函館ラーメン=塩ラーメンという定義がある(もちろん昔から塩味はあった)が、いつ頃からそう思われてきたかというと、それは今から約40年前函館空港が開港時にターミナルビルが完成、そこに函館市内のラーメン店が出店する際観光客はもちろん地元の人々に函館の名物の一つにと考え、塩ラーメンと書かず、あえて「函館ラーメン」と記したことにあるとされ、この頃から函館ラーメンといえば塩味のラーメンという暗黙の了解というようなものができたと思われる。