農水省が農産物ブランド育成支援

農水省が農産物ブランド育成支援
農水省方針、全国から30地区募集
農水省は8月13日、地域の農産物や農産加工品などを全国で売れる「地域ブランド」に育てるため、生産体制の整備から管理まで一貫して支援する事業を創設する方針を固めた。全国で30地区を募集し、3年間支援する。
地域が独自に取り組む農産物や加工品の販路拡大は、人材不足や物流・市場調査など、専門知識が不足していることにより輸入農産物との低価格競争に巻き込まれるなどして「成功事例は少ない」のが現状だ。
新しい支援策では、農業コンサルティング会社の専門家らを産地に派遣して問題点などを把握、技術指導や生産体制の再構築、品質の管理などを行う。
対象となる地域ブランドは、
1、地域の素材を生かしたもの
2、品質がよく安定供給できるもの
3、消費者の需要をつかんだもの
などを基準に全国30地区を選び、おおむね一地区一品目を3年間継続して支援する。農水省は情報の共有や問題点の整理のため、今秋にも新事業創設に向けた協議会を設ける方向だ。
北海道新聞2007.8.14抜粋)
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