成人の４割「私は肥満」

◎全国調査で過去最高値運動不足７割「感じる」
内閣府が2006年10月28日発表した成人男女対象の「体力・スポーツに関する世論調査」結果によると、「肥満を感じる」との回答が43.4％に上った。「運動不足を感じる」は67.6％で、いずれも1991年の調査開始以来、過去最高を記録。
　調査は約3年ごとに行っており、今年は8月に全国の成人男女3000人を対象に実施。有効回答率は61.6％だった。「肥満と感じる」は2004年2月の前回調査に比べ2.8ポイント増えた。年齢別に見ると、40歳代の57.0％がトップ。続いて30歳代46.7％、50歳代45.9％と働き盛りの世代が上位を占めた。男女別では、ダイエットへの意識が高い女性が46.5％で男性39.9％を上回った。
　また、「運動不足を感じる」は前回比1.4ポイントの増。年齢別では、30歳代が80.7％と最も多く、40歳代78.9％、20歳代74.8％などの順だった。
　一方、「過去一年間に運動やスポーツをした」は74.5％と前回より6.3ポイントアップ。健康のため体を動かす人が増えた。内容は「ウオーキング」が44.2％で最多。「体操」22.6％、「軽い球技」15.0％などが続いた。
（北海道新聞抜粋）