アレルギーでも安心北海道食材

◎開発局は新年度、アレルギー体質の人も安心して食べられる農産物や加工食品を北海道から積極的に売り出し、事業家するための調査を始める。
北海道内産農産物の付加価値を高め、新事業の創出を図るのが狙い。生産者、物流業者や医師らによる委員会を設置し、検討を進める。
 小麦粉や乳製品、卵などの食品アレルギーを持つ人が増えており、食の安全性に対する関心が高まっていることから企画した。地域活性化に向けたソフト事業を対象とした北海道開発計画費から事業費5800万円を捻出する。
 アレルギーの実態や消費者ニーズについての調査を実施。その上で、原因物質を使わずに加工食品を製造する際、どのような北海道内産食材を代用できるかを研究するほか、農産物や加工食品の生産、輸送時に原因物質の混入を徹底的に排除する体制の構築などを目指す。
 担当する開発局開発調査課は「北海道内産じゃがいものでんぷんを小麦粉の代用食材にするなど、加工食品や料理によって、いろいろ考えられる。
北海道内産の食材は安全、安心というイメージをさらに高めたい」と意欲を見せている。
北海道新聞抜粋)