いさり火

◎いさり火きらめく
 6月1日に解禁された道南近海のスルメイカ(マイカ)漁は、漁場を函館山近海に移してい。夜になると、漁で使われるいさり火の光が山付近から大森沖までに広がり、海から空までをまばゆく、きらきら照らしている。
 いさり火はイカを船に寄せるための明かり。漁がスタートした頃は松前沖だったが、漁場を少しずつ西へ移動させてきた。街の明かりよりも強い光のため、市内から函館山をみると、シルエット状になって見える。
 最近は燃料コストが増え、イカ釣りは厳しい漁となっているが、夏の風物詩となった輝きは観光客らを魅了している。
函館新聞抜粋)