函館野外劇が開幕

■華麗なフラッグショーなど多彩な見せ場で観客を魅了した歴史絵巻華やか野外劇開幕。
 スタッフ、キャスト全員がボランティアの市民創作・函館野外劇の第19回公演「星の城、明日に輝け」(NPO法人市民創作「函館野外劇」の会主催)が7日夜、函館市内の国の特別史跡五稜郭跡(五稜郭公園)で開幕した。初日は小雨の降る中、約500人の観客が来場し、函館の歴史劇を堪能した。
 劇は、5メートルの高さからワイヤを滑り落ちる進行役「コロポックル」の登場でオープニングを飾った。高田屋嘉兵衛、ペリー提督の来函、武田斐三郎らによる五稜郭築城など、幕末から明治維新に至る函館の歴史絵巻が展開された。華やかなフラッグダンスやYOSAKOIソーランの踊りも健在。箱館戦争では、新政府軍と旧幕府軍との戦いが再現された。大砲の撃ち合いや土舞台での迫力ある殺陣も繰り広げられ、観客を魅了した。
函館新聞2006.07.08引用)