連作障害が出やすい野菜

■連作障害
毎年同じ種類の野菜を同じ場所で作ることを連作といいます。
植物は根からいろいろな有機物を分布しています。従って、根の周辺には根から分布された有機物が蓄積し、この有機物をエサにしようと微生物が群がり集まってくるため、他の場所より密度が高くなる。このことから生きた植物の根菌と他の場所とでは、微生物の生育密度の上で、不均一な分布となっている。
また、根菌に住む微生物の種類は、根から離れた土壌に住むものとも違い、かつそこに生えている植物の種類や年齢に応じて変わっていく。畑で同じ作物ばかりを何年も続けて栽培していくと連作障害をおこすが、これは根菌微生物の種類が片寄ったためである。
野菜の種類によって連作の害がでやすいものとでにくいものがあります。連作障害がでやすいのはなす科、マメ科の野菜です。
【1年以上休んだほうがよい野菜】
かぶ・カラシナ・小松菜・さつまいも・トウモロコシ・長ねぎ・みずな・にんにく
【2年以上休んだほうがよい野菜】
いちご・かぶ・キャベツ・芽キャベツ・キュウリ・サラダナ・ショウガ・セロリ・大根・にら・人参・白菜・パセリ・ほうれんそう・レタス・ラデッシュ・オクラ・大豆
【3〜4年以上休んだほうがよい野菜】
カリフラワー・ごぼう・さといも・そらまめ・トウガラシ・トマト・なす・ピーマン・ブロッコリー・たまねぎ・枝豆・じゃがいも・長芋
【4〜5年以上休んだほうがよい野菜】
サヤエンドウ・スイカ・そらまめ・ラッカセイ・サヤインゲン・ごぼう・かぼちゃ
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