北海道じゃがいもメークイン栽培方法

メークイン栽培方法
メークイン栽培にあたり、以前その畑でどんな野菜を栽培していたかが重要です。
これはどの作物にでもほとんど当てはまることですが、同じ科はもちろん、前作とはできるだけ類縁の遠いものが適当です。
じゃがいもはなす科でなす科にはトマト・なす・ピーマン・トウガラシ等があり、これら同じ科の野菜は同じ畑で続けて作ると病害虫が発生しやすくなり、いわゆる連作障害を起こします。(根圏微生物の種類が片寄ったため)
なす科は4年間の輪作が必要ですので、畑の作付け計画(割振り)を決めておきます。
じゃがいもは病気が多く、そのために生育期間が短縮すると小粒で収穫しなければなりません。
■条件その1
①:無病のじゃがいもを植付けること
②:輪作を行うこと
③:酸性土壌での栽培を避けること
④:排水不良での栽培を避けること
⑤:多窒素栽培を避けること
じゃがいもの線虫(ネマトーダ)は商品価値が損なわれる病気です。
しかし線虫を食う(アルスロボチルス)というカビでこの菌糸が線虫をしめて殺すようです。
土壌中にはこのような糸状菌が活躍しておりますので土壌消毒はしないほうが良いと考えます。
きっと堆肥の糸状菌が解決してくれるでしょう。
そして今年も病気になりませんようにと、気候と畑に祈り、その事をメークインに伝え、1個、1個お願いしながら植付けましょう。