草木灰の成分

草木灰の成分について
農業資材である草木灰には硬木灰(カシ・カエデ・果樹類・落葉樹)や軟木灰(松・トウヒ・モミ・ヒマラヤ杉)があります。
硬木灰の成分はカリ6%・リン酸2%・石灰30%ですが、雨にさらされるとカリは1%に低下します。
草木灰は堆肥に使用するとよいようですが、ヤーコン畑にも直接散布もしております。
根菜類に、カリ肥料を十分に施すと、みごとな収穫が得られるとの報告があります。
これは、カリ分が根の発育に重要な役割をもっているからです。
カリは、根の発育を促す作用がありますから、根群がよく発達をするため、土中からの栄養の吸収がよくなり、地上部の成長もそれにつれてよくなります。
それとともに、炭素同化作用を助けるため、炭水化合物の形成が盛んになり、従って根菜類は、質的に内容が充実し、品質がよくなりますし、耐寒・耐暑性が高くなり、リン酸同様に組織を硬く丈夫にする作用があるようです。
カリを多用したものは風味がよく、甘味が増し、野菜の長期保存にもよく耐えます。
カリ肥料は、有機質である草木灰を用いるのが、酸性土の中和もかねて最も安全です。
その他ナメクジやカタツムリの活動を阻止し、病菌になりづらくする効果もあり野菜に有効のようです。
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