熊本地震 負傷1000人超

熊本地震、死者9人に 860人負傷、一時4万人避難
 熊本県益城町震度7を観測した地震で、熊本県警は15日、建物の倒壊などによる9人の死亡を確認したと発表した。熊本県によると午前5時現在、県内のけが人は少なくとも860人でうち53人が重傷。県内約500カ所に一時約4万4400人が避難したが昼前には約1万5千人に減少した。
 気象庁によると、15日午後1時までに震度1以上の余震を129回観測。今後1週間は激しい揺れを伴う余震に警戒するよう呼び掛けた。県警と消防は被害状況の確認を急いでいる。
 国内で震度7を観測したのは2011年の東日本大震災以来で九州では初めて。気象庁は「平成28年熊本地震」と命名した。