国立がん研究センター予測

 国立がん研究センターは、2015年に新しくがんと診断される人の数(罹患数・リカンスウ)は98万2100人、がんで死亡する人は37万900人とする予測を発表した。
 予測は昨年に続き2回目で4月28日に発表された。がんと診断される人は昨年より約10万人増えるとの結果となった。同センターは高齢化が進むほか、がん患者の情報の登録制度が向上したことが理由とみている。
 診断される人で最も多いのは大腸がんの13万5800人。2位は肺がん、3位は胃がんだった。
男性は前立腺がん、胃がん、肺がんの順に、女性は乳がん、大腸がん、肺がんの順に多かった。
 死亡する人は肺がんの7万7200人が最も多く、2位は大腸がん、3位は胃がんだった。診断される人も死亡する人も胃がんの順位が下がった。
 同センターは、1975年以降のがん患者の統計データーなどを基に、今年の予測を算出した。
(罹患数)男性        女性
1:前立腺9万8400  乳房 8万9400
2: 胃 9万800    大腸 5万7900
3: 肺 9万700    肺 4万2800
4:大腸 7万7900   胃 4万2200
5:肝臓 3万700   子宮 3万
(死亡数)男性        女性
1: 肺 5万5300  大腸 2万3400
2: 胃 3万2400   肺 2万1900
3:大腸 2万7200   胃 1万7000
4:肝臓 1万8900  膵臓 1万6200
5:膵臓 1万6600  乳房 1万3800
(2015.05.02北海道新聞より抜粋)