大間原発反対集会

大間原発反対集会 予定地で250人訴え 地元参加は数人だけ
 青森県大間町で建設が進む大間原発建設予定地内の民有地で5月22日に開かれた建設反対を訴える市民集会(実行委主催)には、函館市民約60人のほか札幌などから若者が集まり、参加者は過去最高の約250人となった。一方、主催者によると大間からの参加者は数人だけ。会場は原発への感心の高まりとは対照的に「大っぴらに反対を叫べる雰囲気ではない」という地元の苦悩が入り混じっていた。
補助金で漬けで声出せず
 「大間の漁師にも原発への不安が高まっている。でも病院や学校、老人ホームまで建設に補助や助成を受けていて、反対へ立ち上がれないんだ」。建設差し止め訴訟原告団の元大間町議佐藤亮一さん(75)は、壇上でこう代弁した。「この集会に顔を出したなんて知れたら、町に居られなくなると感じるほどの重圧」といい、活動拡大の難しさを語る。
(2011.05.24北海道新聞より一部抜粋)