お正月って何?

子どもに伝えたいお正月
「お正月って何?」子どもにこう聞かれたら、どう答えるだろうか。知っているようで意外と知らない「お正月」一昔前にくらべ、”お正月らしさ”が薄れてきているとも言われる。
先祖の魂が家に
そもそも、お正月とは何なのか。
「田畑や山の神となった先祖の魂が、正月になると一年の幸せをもたらすために、山から家々におりてくると考えられていた」そうです。
年神様への供物
 お正月にやってくる神様は「年神様」と呼ばれ、特別な存在。門松は年神様が家を見つけられるようにとの目印。しめ飾りは家を清めた証し。鏡餅は年神様にささげるために特別に作ったものだ。こうした準備を整え、新年の豊作や家族の幸せを祈りながら、年神様を迎えるのがお正月だ。
おせち料理に込められた意味
【黒豆】いつまでも健康でまめまめしく働けるように
【きんぴら】ゴボウは丈夫で硬いことを表わすとともに、金平と書くことから豊かさを願って
【なます】大根とにんじの紅白でめでたい。紅白かまぼこも同じ
数の子】子宝に恵まれますように
【田作り】小さくとも尾頭付きであることや、田んぼの肥料にもなったことから豊作祈願
【きんとん】金団と書き表すことから、豊かな人生を願って
【エビ】腰が曲がるまで共白髪でいようと、健康を願って
【昆布巻き】コンブと喜ぶの語呂合わせ。巻物は書物を表し、学問成就を願って
(2009.12.22北海道新聞一部抜粋)