腐葉土の性質

腐葉土の性質とその働き
 落ち葉を堆積して腐塾発行分解させ、葉の組織がかろうじて確認できる程度になったものを呼びます。
通気性に富み、保水、排水性もよく、保肥力もあるところから、赤土や荒木田土、赤玉土などに30〜40%混ぜると優れた培養土になります。
腐葉土の原料
シイノキ、シラカシ、アラカシ、ブナ、クヌギ、コナラ、クリなど葉肉が厚く、広葉樹の落ち葉を堆積して、発酵、完熟させたもの。手でもむとすぐくずれる程度に腐塾したものがよく、コナラ、クリなどブナ科の落ち葉を使ったものが最良といわれている。
腐葉土の化学的性質
腐葉土は「腐植」という物質を多く含みカリ・カルシウム・マグネシウムなどの養分と結びついて、これらを保持する能力が極めて高い。
同じ重量当たりで比較すると、腐葉土は、土の5倍にも達する。
腐葉土はリン酸をほとんど吸収しないので土と混ぜることによって、植物は容易にリン酸を吸収できるようになる。
また腐葉土はミネラルをたっぷり含んでいるので微量要素欠乏を防ぐこともできる。
腐葉土の物理的性質
土と腐葉土を混合させると、大きな隙間ができ、その隙間に空気が入いるので腐葉土の割合が増すほど、通気性がよくなります。
■鉢植えの場合
鉢土内に15〜20%の空気が含まれているとき、最もよく生育するので、通気性と保水性のバランスをとるためには、土と腐葉土を3対1に割合で配合する。
(肝心なヤーコン畑の割合は不明です。残念)
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