短距離走のコツは

■スタートは前傾姿勢とし、緊張しないで
 運動会で欠かすことができない種目の一つ、かけっこ。
【目線は1メートル先の地面】
 スタートラインの時の立つ姿勢を意識するとスタートダッシュが変わります。小学生で一般的なスタンディングスタートで考えると、スタートラインから靴一足分下がった位置に前足(軸足)を置きます。そして、肩の位置をスタートライン上にし、約1メートル先の地面に目線を向けると自然と前傾姿勢になります。前足の垂直線上に腰を置くイメージでしょうか。そうすることで、スタートの合図とともに勢いよく飛び出せます。
【歩幅は徐々に大きく】
 前傾姿勢でスムーズなスタートを切れたら、その後はグラウンドに落ちているものを拾うような感覚で走ります。歩幅(ストライド)は、一歩目を靴1・5足分の長さ、2歩目からは3足分、4足分、4・5足分と徐々に延ばしながら走ります。一般的に靴のサイズ約25センチの小学6年生で走行中の最大ストライドは約150センチといわれております。5歩目くらいで前傾姿勢から顔を上げて足ります。真っすぐに進むことを心がけましょう。コース上にコーンなどで歩幅の目印を置くと毎回、同じ歩数と足の位置で走れるようになり楽しみながら感覚をつかめますよ。
(2015.05.20北海道新聞より一部抜粋)